TOKYO
HUMAN RESOURCES FUND
FOR CITY DIPLOMACY
留学生インタビュー
東京都立大学(旧首都大学東京)には都市外交人材育成基金を活用して様々な国・地域から多くの学生がやってきます。
このページでは都市外交人材育成基金(旧アジア人材育成基金含む)を活用して入学、修了した方々の一部についてご紹介いたします。
サリタ PGさん
- 氏名:
- サリタ PG
(2019年 都市環境科学研究科 都市基盤環境学域修了) - 出身地・出身国:
- インド
2017年8月記載原稿
研究について
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Interview
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研究テーマを簡単に説明して下さい。
洪水は、気候に起因する災害の中で最も頻繁に最も広域に見られるものです。私の研究は、おもにアジアの大都市における河川流域豪雨現象について基礎的な研究を行うこととそれによって引き起こされる都市地域における洪水問題です。日本では鉄砲水が頻繁に発生し、人命、財産の喪失につながっています。よって東京のような大都市で起こる豪雨や洪水について基礎知識を持つことが必要となっています。私たちは、洪水の悪影響を回避するために異なった洪水流出モデルを活用し洪水発生の予測が立てられないかを試みています。
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Interview
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首都大学東京での勉強を通じて何を達成したいですか。
一番の目標は修業年限内で優秀な成績を修めて博士の学位を取得することです。これとは別に、日本人の友人やまわりの人たちと会話をして日本語能力を高めたいと考えています。首都大学東京は、私を高度研究者になれるよう教育してくれる格好のプラットホームになり得ると思います。また日本は魅力ある多様な文化を有しています。その文化と社会に対し一定の洞察を得えられたらと願っています。
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Interview
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首都大学東京を研究拠点として選んだ主な理由は何ですか。
子どもの頃、日本に強く憧れ、いつか行ってみたいと思っていました。その後、首都大学東京が東京にある公立大学だということを夫から聞かされました。夫は首都大学東京に進学したらいいと勧めてくれ、河村 明教授を紹介してくれました。都市外交人材育成基金で博士課程を修めることはこのうえない大きなチャンスとなりました。指導教員の助けを借りて専門分野の知識を深めることができれば幸いです。
日本での生活について
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Interview
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これまでのところ、東京での生活はいかがですか?
日本の文化や習慣そして価値観について、以前、夫から聞かされていたので、日本は私にとって非常に馴染みのある国でした。地下鉄、治安、美しい四季等々、ここでの生活は非常に心地良いです。また、私はここで人生初めての雪や桜を目にしました。ここで出会う人たちは非常に友好的で礼儀正しくそして時間に正確です。唯一私が直面している問題を挙げるとすれば言葉の問題でしょうか。それでも指導してくださる先生やチューターは、私がこれら困難をクリアできるように精一杯手助けしてくださいます。
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Interview
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東京に来てから文化や習慣の違いによる驚きや、問題などに直面しましたか?
いつでもどんな日本人でも親切で優しい態度でいることに驚きました。日本人は、こちらが分かるまで同じことを何度でも繰り返し説明してくれます。一度だけ、つらい思いをしたのは、病院である一人の職員が非常に態度が悪かった時でしょうか。
将来について
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Interview
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将来、東京と母国の間でどのような役割を担いたいですか。
博士課程修了後、知識および技術伝達のために両国をつなぐ架け橋をつくりたいと願います。多くのインド人学生が首都大学東京に入学したいと切望しており知識をつけています。よって私は、最大限努力して両国の将来の協力関係に寄与したいと思います。