TOKYO
HUMAN RESOURCES FUND
FOR CITY DIPLOMACY
留学生インタビュー
東京都立大学(旧首都大学東京)には都市外交人材育成基金を活用して様々な国・地域から多くの学生がやってきます。
このページでは都市外交人材育成基金(旧アジア人材育成基金含む)を活用して入学、修了した方々の一部についてご紹介いたします。
グランジャ ペレイラ デ モライス リリアナさん
- 氏名:
- グランジャ ペレイラ デ モライス リリアナ
(2018年 人文科学研究科 社会行動学修了) - 出身地・出身国:
- ブラジル サンパウロ(永住)国籍:ポルトガル
- 国籍:
- ポルトガル
2016年2月記載原稿
研究について
- Interview
研究テーマを簡単に説明して下さい。
私の博士課程のプロジェクトは日本在住の外国人陶芸家の生活や制作過程に関するものです。インタビューや視察を通じて彼らの日本文化観、あるいはそれが作品にもたらす影響について考察しようと思っています。こうした日本のイメージの歴史的、社会的原点となっているものが何かを探り、どのように独自の新しい感覚として吸収され再解釈されているのかを知りたいと考えています。
- Interview
首都大学東京での勉強を通じて何を達成したいですか。
博士号を取得し、高い日本語運用能力を身につけたいと思っています。同時に、日本の研究者、職人、芸術家や日本で働いている外国人研究者とも交流を持ちたいです。
- Interview
首都大学東京を研究拠点として選んだ主な理由は何ですか。
私が首都大学東京を選んだ理由は都市外交人材育成基金の奨学金を受けるためですが、それだけではなく、サンパウロ大学の修士課程在学中のアドバイザーに現在の指導教員の先生を紹介頂き、首都大やこのプログラムの利点、そして自分の研究プロジェクトについて直接話をする機会を得たこともきっかけとなりました。
日本での生活について
- Interview
これまでのところ、東京での生活はいかがですか?
日本に来るのはこれが4度目なので、この活気ある東京に暮らすことがどのようなものか、ある程度のイメージは掴んでいました。また日本人の友人や日本で暮らす外国人の知人も日々の暮らしの難しい局面でサポートしてくれています。
将来について
- Interview
将来、東京と母国の間でどのような役割を担いたいですか。
私は東京とサンパウロを文化的な意味でつなぐ架け橋になりたいと思っています。特に私の博士課程のプロジェクトでもある陶芸の世界でその役割を担いたいと思います。ブラジルには日系人が多く居住しており、日本の陶芸に関心を持っている人も少なくないので、この分野の将来的な交流に貢献したいです。